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ご案内：
※THOMAS MELCHIORの出演がキャンセルとなりました。予めご了承ください。（9/26/2014）

「CHAOS」のゲストにCabanneが初登場。そしてリキッドルームにはThomas Melchorがスペシャルプレイ。

田中フミヤが活動の拠点をベルリンへ移して、早いもので3年が経つ。その間の活動内容は、目を見張るようなものがある。ヨーロッパ各地でのDJ活動はもちろん、盟友であるZIPも運営に携わるから「I Can Tell You Of Course I Know It Was」（12年）、2枚組の「Dark Pad」（13年）のシングルを発表。リカルド・ヴィラロボスを筆頭に、多くのDJがプレイされ、瞬く間にソールドアウト。また今年には、秀逸なリミックスワークも。まだまだ話題の尽きないルーマニアのレーベル<All Inn＞、その姉妹レーベルから発表されたNastia「MASLO EP」。続いて、フランスのからBIRDSMAKINGMACHINE「King Pulga」における、冴え渡るリミックスワークが話題を読んでいる。

日本国内で不定期ながら続いているレギュラーパーティ「CHAOS」は、今年から恵比寿LIQUIDROOMに移して開催されている。

9月27日、今年2度目となる「CHAOS」の開催が決定! ゲストDJにはパリを拠点に活動するCabanneが登場。フランスの、デトロイトのといった、最早伝説的なレーベルから作品を発表。所謂クリックハウスのプロトタイプを作り上げたひとりでもある。05年以降はホームレーベルを設立して楽曲を発表。ディープなリムズラインは、ディープで粘り気を含んだリズムラインは、一度聴けばCabanneとわかるほど、オリジナリティ溢れるもの。DJとしても、一時期は近年ではいよいよとして世界規模の信用を獲得しているDJ、ダニエル・ベルも自らのツアーにゲストで迎え、Cabanneのプレイに太鼓判を押している。久々の来日でどんなプレイを聴かせてくれるだろうか。

そして、恵比寿リキッドルーム公演のみ、DJがもうひとり。「CHAOS」には度々ライブで登場している Thomas Melchor。複数の名義を使いわけ、さまざまなレーベルから、いろとりどりの作品を発表しているトラックメイカーだ。00年代前半に本人名義でフランクフルトから発表した「Let’s Go Deep」（02年）を皮切りに、Melchor Productions名義ではや、さらに近年ではCinderfella LTD名義でルーマニアの[a:rpia:r] から作品を発表。また、コラボレーションも多く、99年から続くBaby FordとのSoul Capsule。さらに11年には田中フミヤとTofu Productionを結成し「Trabalhador」を発表している。「CHAOS」ではお馴染みの顔でもあるが、刻々と進化するThomas Melchorゆえ、蓋を開けてみなければ彼のクラシックが飛び出すか、はたまた新しいトラックが聴けるのか、わからないところも期待が募る。

ここ近年では珍しい3DJによる「CHAOS」。それぞれのカラーがどのように混ざり合うか。一体何時まで続くのか。楽しみでならない。

▼Fumiya Tanaka(Sundance, op.disc)

自らのセルフレーベルである[TOREMA RECORDS]および[Sundance]、半野喜弘（RADIQ)と共同で主宰する[op.disc]、そして東京で10年以上に渡りオーガナイズするレギュラーパーティCHAOSを活動の基盤としながら、自由な独創性に満ちた音楽表現の領域を力強く押し拡げるテクノDJ／アーティスト。サウンドそれ自体から導かれる自発的な空気を直観的に捉え、きわめて密度の高いグルーヴを押し出すそのプレイスタイルは常に際立った存在感を示し続けている。[TOREMA RECORDS] [op.disc]でのリリースと並行して2008年秋に立ち上げた[Sundance]では、よりプライヴェートな作家性を反映したリリースや様々なアーティストとのコラボレート作品などを展開。2011年より活動の拠点をドイツ・ベルリンに移し、その意欲的な活動のフィールドは日本からいよいよ世界へ。
http://www.fumiyatanaka.com/