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[Champagne] × SHARKS

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英日ロック対決の勝敗は!?。

 イギリスのクラシック・パンクを現代に蘇らせたようなシャークスと、イギリスの尖ったロックを完全に自分たちの音楽に昇華したような[Champagne]がリキッドルームで対決するというのなら、新しいロックが好きな人間なら見に行かないと行けないだろうと見に行ってきました。
 4月4日発売された3作目「Schwarzenegger」がオリコン初登場10位という快挙を成し遂げた[Champagne]なんで、会場中は[Champagne]ファンで埋め尽くされているのかと思ったのですが、結構いい割合で、洋楽ファンもなかなか根強いなとうれしくなりました。

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 2011年のサマーソニックのマリン・ステージのトップ・バッターを努めたシャークス、リキッドのステージも堂々としてました。クラッシュの再来と騒がれた彼らですが、どちらかというとマニック・ストリート・プリーチャーズのようなしっかりとしたアリーナ・ロックなサウンドにびっくり。ボーカル/ギターのジェイムス・マトックもデヴィッド・ボウイを思わせるような繊細で妖艶な感じの容姿で、これぞ、イギリスのロックンロール・スターという感じで、惚れてしまいました。アンディ・ベイリスのギターもフェイセズなんかの70年代のブリテッシュ・ロックのギターを思わせてくれるフレーズがかっこよく、クラシック・パンクというよりは、マニックスがそうだったように、アリーナ・バンドへと成長していくバンドかなと思いました。

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 そんな彼らを迎え撃ったのが我らが[Champagne]、日本を代表するロック・バンドに成長した彼らのステージは完全にアリーナ・ロック・バンド級でした。残念ながらリキッドのステージは、彼らにはもう小さすぎるなと思って見てしまいました。そんな貫禄十分な彼らなんですが、ボーカル/ギターの川上さんの「シャークスいいバンドだよね。あいつらけっこう若いんだよ。若いのに、こんな遠い国までライブしに来れるなんて、偉いよな。俺たちも頑張ってイギリス行かないとな」と謙虚なMC。いや、もうそろそろイギリスから絶対声がかかるでしょう。こういうイベントで外国のバンドとライブをして、どんどん名前を売って、海外に出ていってもらいたいです。

 ロックは死んだって、30年前くらいに言われたんですけど、イギリスも日本もまだまだロックは元気ですね。そして、30年前は日本のロックと海外のロックには隔たりがあったような気がしたんですが、今はもう本当に同じ地平線でギターをかき鳴らしている感じがします。そんなことを感じさせてくれるロックなイベントでした。これからもどんどんこういう対決が行われていったらいいですね。(文・写真:久保憲司)

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