WORLD CUP PUBLIC VIEWING日本(Japan) x デンマーク(Denmark)戦
世紀の番狂わせか? いやいや実力でしょう! 決勝トーナメント進出に湧いたパブリック・ヴューウィング
日本対カメルーン戦の勝利で蒼く燃えたLIQUIDROOM。再び、決勝トーナメントをかけた日本対デンマーク戦のパブリック・ヴューウィングを迎えた。
今回、現場を盛り上げるのはDJ KRUSHとKEN ISHII。ヨーロッパを中心に、日本代表としてクラブ・ミュージックの分野で90年代から活躍してきた2トップの登場。まずはKEN ISHIIのプレイ。腰の入ったファンキーなテクノでせめて行く。いまや1年のほとんどをヨーロッパはもちろん南米へのツアーで費やす、そのプレイはその貫禄がびしびしとグルーヴへと漏れ出ているようだった。そしてプレイは試合1時間前にDJ KRUSHへ。研ぎすまされた刀のような、重いビートがフロアに響く。この日は試合前にしてテンションの高い観客を意識してか、渋いイーヴン・キックの曲からはじまり、あれよあれよという間にドラムンベースやジャングルへとアグレッシヴに会場を誘導していく。否応なしに会場は試合開始へと向けて、熱気が上がっていく。
試合開始10分前、お客を煽るような鋭いDJ KRUSHのスクラッチのなか、おなじみ、LIQUIDROOMのパブリック・ヴューウィング応援団長の鹿野淳(MUSICA編集長)が登場。南アフリカ土産の、いま話題のブブゼラを携えて登場! 意気揚々とブブゼラを吹くと……不発、ながら状況を察知した観衆は一気にサッカー臨戦モードに。さらに今回の応援団、アンガールズが呼びこまれる。声をからしながらのイレヴンの紹介から雪崩混むように試合開始のホイッスル。
デンマークに攻められながらもGK川島の好セーヴ、中澤をはじめDF陣が守りきる。途中、松井のパスから長谷部のシュートで会場は声をあげるが惜しくも外れる。と、ついに前半17分、フリーキックのチャンス。まるでヨーロッパや南米のクラシカルなベスト・ゴール集をみているかのような、鮮やかなフリーキックで本田が決めると、これまた怒号のような声援が会場を包んでいった。さらには前半も差し迫った30分、遠藤の、これまた綺麗なフリーキックから繰り出されたボールがゴール右スミに吸い込まれていって。LIQUIDROOMがまた揺れた。
前半を2点リードで折り換えした会場は、すでに歓喜のムードに包まれている。
後半開始、やはり2点を先制されたデンマーク、ヨーロッパ予選ではポルトガルを破った強豪だけに、その攻撃は猛烈なものに。そしてついに後半36分。長谷部のイエロー・カードからのトマソンのPK川島ははじくもこぼれ球を押し込まれて1点。が、それでも2-1。会場はまだまだ落胆ムードとはほど遠い大きな声援が鳴り響く。そして42分。大久保のパスから本田へと渡ったボールは、岡崎へと託されると、3点目。大歓声。またもやデンマークを引き離す。会場は各選手を応援するコールが次々と巻き起こる。そして試合終了のホイッスルが鳴らされると歓喜の渦に人々が投げ出されていった。ナビゲーター陣のダイヴまで巻き起こるなど、すさまじい盛り上がりようであった。
平日のあの時間帯という、深い時間ながら沢山の人々の声援で満たされたLIQUIDROOM。その喜びは共有されることで、数倍にふくれあがっていた。
次は29日、強豪ひしめく南米のパラグアイとの準々決勝、8強をかけた決勝トーナメント1戦目だ。
LIQUIDLOFTでは、急遽、今回の勝利を受けて次回のパブリック・ヴューウィングも決定! 行け、日本!
追記:当日の様子はTwitterのハッシュタグ“#liquidwcpv”を追うことで、リアルタイムで呟かれた会場のお客さんの生の声も。
急遽、今回の勝利を受けて次回のパブリック・ヴューウィングも決定! 続報はtwitterや当ページのNEWSページを。
06.29. TUE
WORLD CUP PUBLIC VIEWING 日本(Japan) x パラグアイ(Paraguay)戦
@LIQUID LOFT(LIQUIDROOM(2F)
鹿野淳&MORE
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