ねごと
なぜ出会ってしまったのだろう? ヤツらとの出会いによって人生狂い咲き!?
そんな“ニクイ”やつらをご紹介。今回はデビュー以来快進撃を続ける、女性4ピースのバンド、ねごとを音楽へと人生狂わせた10枚を紹介!
つい先頃、〈キューン20デイズ&イヤーズ〉でもライムスターと共演し、すばらしいライヴを披露、6月7日にはリキッドルームに早くも再登場! 今回は〈LIQUIDROOM presents “UNDER THE INFLUENCE” 「後藤まりこ× ねごと」〉にて、ミドリ解散後、ソロ・アルバムのリリースも発表され本格始動な後藤まりことの対バン企画!8月8日は両A面なサード・シングル「Lightdentity / Re:myend!」をリリース、数々の夏フェスでの活躍も期待される彼女たち。そんな彼女たちのルーツとなった10枚をお届けします!
今回はメンバー全員、蒼山幸子(ヴォーカル、キーボード)、沙田瑞紀(ギター、コーラス)、藤咲佑(ベース、コーラス)、澤村小夜子(ドラムス、コーラス)のそれぞれの個人が選んだ2枚、そしてバンドとしての2枚を紹介。多忙ななかメールで答えていただきました! そのサウンドを生み出した10枚とは? そんな“ニクイ”人生を狂わせたやつらをご紹介。
── 2枚目は陽水さんの、ポリドール時代のわりと初期の頃のベスト盤ですが。
蒼山陽水さんは小さい頃から、父母が好きで、車の中でよくこの『シングル・コレクション』を聴いていました。小学校1年くらいの頃から聴いています。
── どこの部分が魅力ですか?
蒼山陽水さんにしか作れないシュールな世界観と、言葉のセンスに脱帽。一番好きな“帰れない二人”は、本当にメロディと言葉が美しく、日本の名曲中の名曲だと思っています。
── なにか影響を受けた部分は?
蒼山聴いていて自然と情景が浮かぶようなところは、影響を受けた気がします。
── このアルバムにまつわる思いでなどがあればお聞かせください。
蒼山毎年、家族恒例の行事で海に行くときは、窓を開けて陽水さんを流しながら車で行きました。最初から最後までしっかり曲を覚えていたので、妹たちと大合唱だった記憶があります。
── 次は沙田さんの2枚ですね。これは説明不要の超名盤という感じですが。
沙田15才のときに、スーパーカーの好きな先輩からオススメしてもらって聴きはじめたのがきっかけ。
── どの部分が衝撃的でした?
沙田優しくて、ドギツクて、いつでもいなくなっちゃいそうな儚さがあって。衝撃だった!
── いまの影響というと?
沙田いつでも新しい暮らしを待っているよ。みたいなところ。
── 当時の思い出はなにかありますか。
沙田当時はクマができるまで聴いていたな~。1日中ぼーっとして散歩して。
── こちらは、スペインの新しいバンドのようですね。これがデビューで、ポップな王道のインディー・ロックという感じ。こちらは?
沙田18才のときに行きつけのCD屋でジャケ買い。ヒョウ人間(?)のようなイラストに惹かれた。
── その魅力はずばり?
沙田電子音とバンドのナチュラルなサウンドが絶妙に合わさっていて気持ちがいい!
── いまの活動において影響を与えている部分はありますか?
沙田さりげない音やフレーズが、どこにでもあるようでどれも新鮮だった。それってすごく頼もしい! 心がけみたいな部分で影響を受けたなと思う。
── まずは蒼山さんの2枚から、まずはスピッツ、どのように出会った作品でしょうか?
蒼山大学1年生ぐらいの頃に聞きはじめました。もともと、高校時代に地元のライヴハウスで知り合いのバンドさんが“8823”(『ハヤブサ』に収録)をコピーしていたのを聴いて「すごくいい曲! 誰の曲だろう」と思ったらスピッツさんで、それで『ハヤブサ』を知りました。
── どこが最も印象的でしたか?
蒼山美しいメロディはいうまでもなく、言葉の世界観に衝撃を受けました。どこか不思議なのに、いつでも切なく揺らめいていて、だけど奥底では確かに燃えている、孤独な一番星のようでとても好きでした。
── いまの活動において影響を受けている部分はありますか?
蒼山その凛とした感じや、言葉のリズムを大事にするという面で、影響を受けたかなあと思います。
── なにか、このアルバムにまつわる思い出などは?
蒼山当時、表題曲でもある“8823”という曲が好きすぎて、学校の授業で好きな音楽を絵と英語にしてみんなに伝えるという内容のとき“8823”をテーマに発表した記憶があります。