FEATURE

INTERVIEW

YOUR SONG IS GOOD

YOUR SONG IS GOOD

twitter facebook

〈超2日間〉に関しては、ソデでゲラゲラ笑いながら観てて、テンションが最高潮にあがったときにステージに行ける

 毎年、リキッドルームの12月初旬の恒例行事となりつつあるYOUR SONG IS GOOD(以下、YSIG)の〈超2日間〉。2日間のライヴに加えて、ゲスト陣も注目の勢いのあるメンツが楽しめる。今年は2月にアルバム『B.A.N.D.』をリリース、さらにはそのアルバムを引っさげてのライヴ・ツアーを行った。そのツアー・ファイナルとして行われた野音でのライヴがこのたびノーカットでDVD化され『B.A.N.D,T.O.U.R.FINAL @ 日比谷野外大音楽堂』として12月1日リリースされる。
 新作ライヴDVD、そして〈超2日間〉に関してオルガン、ヴォーカルのサイトウ “JxJx” ジュンとギターのヨシザワ “モ~リス” マサトモに話を訊いた。インタヴュー中には、なんと新たなゲストの発表も!







── 今回は12月1日にリリースされる野音のライヴDVDと、12月4日と5日にリキッドルームで行われるライヴもふくめて、いろいろとライヴの話を中心に訊こうと思ってるんですが、リキッドルームの2日間は前にもやられてますが、テーマみたいなのあるんですか?

吉澤テーマか……。
斉藤あるようなないような(笑)。
吉澤毎回刺激的な対バンを選ぶのが楽しみですね。
斉藤だね。最初のときは、自分たちの2デイズってだけでヒーヒー言ってたんだけど。何回かやらさせてもらってるうちに、対バンのひとたちを選んで、どうやるかっていう楽しみに変わってきたと思う。





── 対バンは本当に好きなバンドって感じなんすね。

斉藤まさにソレですね。仲の良いバンド、気になるバンド、生で観て、グッときたバンド。
吉澤僕の場合ヤングサウンズはまだ映像でしか観てなくて、だからすごい楽しみです。





── それぞれのバンドへのコメントというか対バンとして選んだ理由を教えて欲しいんですが。まずは4日に出るクールワイズメン……じゃなかったクールワイズマン。

吉澤それこそ“ワイズメン”時代からだよね。いつのまにか“マン”になってて。“カクバリズム”がイヴェント名でもあって、下北沢〈Shelter〉でやってたときくらいからだね。
斉藤付き合いは長いですね。ワイズマンに関しては、最初から〈超2日間〉にずっと出てますね。で、本当に昔から知ってるんだけど、最近はそれぞれお互いの道を行く感じでそんなに一緒にやれなくなってきて。年に1回ここで会って、お互いの1年間の成果を見せ合うというか(笑)。
吉澤良い意味でなれ合いにならなくて。
斉藤けっこう両方ともバチバチで。お互い口には出してないんですけど、そういうのはあると思いますね。そういう良い関係ができてきてる気がするんで、ワイズマンに出てもらうのは僕ら的にはそういう意味がありますね。で、毎年、レギュラー的に(笑)。





── 永遠のライヴァルって感じですね(笑)。お次はneco眠るですが。

斉藤前から名前は知ってたんですけど、直接聴くきっかけは最近で。二階堂(和美)さんとやってる曲。本当におもしろいことやってるなっていうのが第一印象で。それで大阪でライヴをやらせてもらう機会が去年あって、終わった瞬間に「超2日間出てもらっても良いですか?」ってオファーしたんですよ。音もライヴもすごいおもしろいバンドで、そして本人たちもすごくおもしろい人たちで。
吉澤そうそう(笑)。大阪の空気感って、東京でやってるとなかなかわからない部分があるんだけど、実際観てみると「うわー」って感じで、良い意味で変なバンドでおもしろい。





── ちなみに1日目と2日目のゲストはなにか理由があって、分けた感じですか?

斉藤いや、もう完全にスケジュールですね。





── この4バンドが出れるスケジュールと(笑)。

吉澤そうですね。
斉藤でも、結果的に結構うまくまとまったよね。
吉澤日ごとにカラーが出てるよね。





── なんとなく、1日目がレゲエ的というか、ホーン隊がいてそういう感覚のあるバンドで2日目は割とハードコアとかミクスチャーな感覚があるバンド2つという感じがありますよね。これは狙ったものじゃないと(笑)。

斉藤そうですね。狙ったわけじゃないんですよ。





── ではお次、冒頭にも話が出た2日目のヤングサウンズ。

斉藤自分が昔やってたバンドが〈Less Than TV〉から出てたりで、昔からモリカワさんとは近いところにいて。でも、なかなかガッチリ一緒にやる機会が持てなくて。前のバンドも時代も含めて、モリカワさんのことはずっと気になる存在で。で、ヤングサウンズのライヴを観る機会があって「やはりこれは無茶苦茶かっこいい」と思って。
吉澤そのあと、すぐに「ヤバい、ヤバい」言ってたよね。
斉藤本当にかっこいいですからね。とにかく対バンがしたかったんだけど、やっと実現できたという感じですね。ひとことで言えばそういう感じですね。
吉澤まだ僕は観れてないんですよ。
斉藤僕だけの先走り系のところはありますけど、でも絶対メンバーも好きだと思う。
吉澤いや、でも間違いないと思う。
斉藤ヤングサウンズのかっこよさを僕らのライヴに来ているお客さんに観て欲しいですね。いや、これは出てもらっているすべてのバンドに言えることですね。本当、超2日間のテーマはそれかもしれませんね。もし知らなかったら要体験で、新しい扉を開いて欲しいという感じで。





── 次はtoe。

斉藤本当に長い付き合いだったんですけど、彼らとも一緒にちゃんとあんまりやったことなくて。
吉澤フェスとかイヴェントでは一緒になるんだけど、対バンとかはなくて。あとリハーサル・スタジオが一緒だったりとか。
斉藤前に使ってた場所が一緒で、使う時間も同じくらいだったんだよね。終わった後にお互い荷物片付けながら「最近、どう?」みたいな(笑)。実際凄いバンドですし。ついにやってきたガチンコ対バンってことで、非常に楽しみです。





── ちなみにYSIG自体はどうなんですか? 2日間のセットとかは。

斉藤2日間は結構変わりますね。昔の曲とか珍しい曲も入れていったりして、2日合わせると結構な曲数をやりますね。毎回大変ですね。





── しかも2日間全力疾走と。

吉澤日曜もあるから土曜は体力をとっとこうかなとかないですね。
斉藤全開でもちろん。あと、この2日間は結構は舞台のソデで観ていることが多いんですよ。ライヴ直前って、自分だけでひとりでいたいとか、対バンもなかなか観れなかったりするパターンも多いんですけど、〈超2日間〉に関しては、ソデでゲラゲラ笑いながら観てて、テンションが最高潮にあがったときにステージに行けるっていう。そういう意味では幸せですね。
吉澤本当にそうだよね。
斉藤そういえば、最新情報によると、サイプレス上野とロベルト吉野に毎年彼らに出てもらってるんですけど、今年は名前がないですよね? そしたらカクバリズムのほうに「なぜオレたちのことを呼んでないんだ?」っていうプロレス電話がかかって来て(笑)。
吉澤おもしろ殴り込みが(笑)。





── アハハ。そのリーク載せちゃいますが平気なんですか?

斉藤たぶん……5日に出演しますね(笑)。カクバリズムのフロントから入ってきましたよ、情報が。毎回、上野と吉野はおもしろくて。去年なんかこの企画のとき、吉野は直前に新型インフルエンザにかかってて、前の週末のライヴとかも休んで。もちろん、うちらのライヴのときも「今回は上野だけで、吉野は無しでいきます」っていう話に事前はなってて。もちろん世の中的にもそういう判断でしょうって言ってたんですけど。でも、楽屋に入ったら吉野がいて(笑)。「いや、治りました」って言って。それで吉野もライヴで出ることになって、いきなりライヴのスタートでビールで客席に向かって毒霧吹いて(笑)。
吉澤もう治ってたんだけど。でも、ギリギリ、アウトに近いギャグですよ。





── そして、今年も出るぞと(笑)。

斉藤そうですね。

RECENT INTERVIEW

INTERVIEW TOP

RECENT INTERVIEW

INTERVIEW TOP