UKネオアコを象徴するバンド、フェルトのローレンスによる現在のプロジェクト
いま元フェルトのローレンスに夢中です。神経質で頭おかしな人なんですけど、何か、忘れられないのです。忘れようとしてました。
ローレンスがなんとあの〈ボーイズ・オウン〉からデニムというバンド名で、グラムをやろうと『Back in Denim』を出したとき、「これは売れる、さすが〈ボーイズ・オウン〉、目のつけどころがいいぞ」と思ったんですけど、ローレンスはあの性格なので、うまくいかなった状況を見て、ローレンスのことは忘れようと思ってました。
デニムでその後2枚アルバム出していたのはびっくりしました。ローレンスがゴーカート・モーツァルトというバンド名で活動しただしたという話を聞いて、さすがバンド名の趣味はいいなと思いましたが、聴かないでおこうと思ってました。それなのに、ついにこのゴーカート・モーツァルトを聴いてしまったのです。ポップです。評論家の人がよく言う変態ポップというやつなんでしょうか。僕も簡単なんでよく使いますが、ローレンスの新作は変態ポップだけど、なんか違うんですよ。フェルトの頃から、今までたぶん、本当のポップの輝きがあるんです。こんな音を作れるのはローレンスだけです。ローレンスのドキュメタリー映画も出来ているそうです。恐いけど、これからはローレンスをチェックして行きたいと思っています。