エコー・アンド・ザ・バーニーメンとニルヴァーナの共通点?
いまのU2のようなビッグ・バンドに成るのはU2じゃなく、このエコー&ザ・バニーメンか、ジョイ・ディヴィジョンだったんですけど、夢ははかなく消えてしまいました。そういうもんです。
リヴァプールの3大ネオ・サイケ・バンド、ティアドロップ・エクスプローズ、ワー!・ヒート、そして、このエコー・アンド・ザ・バニーメン。この偉大なる3バンドのジュリアン・コープ、ピート・ワイリー、イアン・マカロックが昔、クルーシャル・スリーというバンドにいたというのも凄いです。どんだけ濃いねん。
ちなみにジュリアン・コープとピート・ワイリーはデッド・オア・アライブのピート・バーンズとバンドをやってました。
ジュリアン・コープやイアン・マカロックはピート・バーンズにファッションを教えてもらい、ジュリアン・コープらはピート・バーンズに音楽を教えたという心温まる話が残っています。
ピート・バーンズに教えてもらったファッションって、どんなのかと思いますが、これもまた凄いんですよ。後にグランジとして大ブームになるんですから。あのカート・コバーンのファッションですよ。Tシャツに古着のネル・シャツというあの格好、ミュージシャンらしくないあの格好をオシャレに着こなしたのが、イアン・マカロックなんです。それを教えたのが、あのピート・バーンズなんです、すごくないですか。
あんまりほとんどの人たちがエコー・アンド・ザ・バーニーメンとニルヴァーナの共通点に気づいてないですけど、ファッションだけじゃないんです。
あのジャングリン・ギターに、グルーヴィーなベース、そして、タメと爆発が交合に来るサイケデリックなスタイルというのは両者の共通点じゃないですか。
タメと爆発が交合に来るという音楽はアシッドやっているととっても気持ちいいというところからきてるんですけど。
カート・コバーンは自分たちの音楽は「ギャング・オブ・フォーとスクラッチ・アシッドを足して2で割っただけといいますが」どう考えてもギャング・オブ・フォー、スクラッチ・アシッドの要素はないですよね。ピクシーズが一番近いんですけど、でも、僕はエコバニが一番似ているかなと思うのです。
エコバニみたいなバンドがアメリカで人気があったのではと思われますが、コートニー・ラブはこの辺のリヴァプールのバンドが大好きで、16歳の頃、わざわざリヴァプールまでメンバーに会いに行っているのです。
本当はジュリアン・コープと付き合いたかったんでしょうが、テアドロップ・エクスプローズの誰かに捕まってしまって、処女を失っているんですよね。
カート・コバーンとリヴァプールのバンドの話をして盛り上がって、仲良くなったのかもしれないじゃないですか。
カートのあの意味不明の暗い歌詞もイアン・マカロックに似ていると言えば似ている。
チェックしてみてください。