2011年、第1弾シングル
できあがったばかりの未音源新曲をツアーですぐに披露という試みを行い、精力的なライヴを繰り返した2010年。(前作「サドンデスゲーム」に続き)数ある新曲のなかからリスナーの生の反応/確かな手応えを元にブラッシュアップして音源へ収められることになったのが、この「Diver」。音にのせて感情を発散させるような躍動感がどこを突いても襲ってくる。当初の骨太でシンプル、ややスローな曲も寡黙で良かった。しかし音源では立体感、世界観の濃密さ、言葉を届ける鋭さが豊かに増している。2010年5月の初披露に比べてどのように変化しているのか、との期待にも十二分に応えるなんとも隙のないサウンド。自分用のサビはBメロ、サビはリスナー用、と語る二段構えのサビも聴きどころ。カップリング“友情讃歌”は作詞作曲担当の光村が高校当時、学祭での披露を求められ作り上げた曲。できたての新曲、長く寝かせられていた曲のどちらもリスナーとのsing alongを望んでいるとのこと。ひとつの欲求に対する切り口の違いを多いに楽しめる2曲。