ハルカトミユキ
なぜ出会ってしまったのだろう? ヤツらとの出会いによって人生狂い咲き!?
そんな“ニクイ”やつらをご紹介。
どこまでも言葉にこだわり、短歌をこよなく愛する、歌人ハルカと、ノイズとジャンクで踊る、80’sオタクの奇人・ミユキ。
大学で知り合った2人、決して交わらないねじれの位置が生み出す音楽は、鮮烈な印象を残し、ファンを増やし続けている。
そんなハルカトミユキの人生に影響を与えた楽曲をご紹介!
《ハルカ select》
- 『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』
- 銀杏boyz
言葉とライブハウスとを繋げてくれたバンド。
喉が潰れてしまうような叫び、裸で血だらけで暴れる。
それでもそこに在るのはあくまで言葉である。
表現に音楽を選ぶ事を決心させてくれた。
じゃあ、私は何をすればいい?
- 『なんでもない日には』
- 友部正人
詩を書くということ、と、歌うということ、を結びつけてくれた人。
この人は、歌い手以前に詩人でもある、と感じさせてくれた。
その在り方に勇気をもらい、おぼろげながら、自分の表現方法が見え始めた。
言葉と歌の狭間にある何か、それを探し始める切っ掛けになった。
抑えようのない激しさ、得体の知れない何か。
人の中にある汚さは、美しい歌にもなるのだと。
- 『イキルサイノウ』
- THE BACK HORN
言葉と歌声の相関関係に気づかせてくれた。
孤独、無力、脆弱、絶望、 、。
言葉とともに極限まで繊細に変化する歌声。
暴力を知らない私達の歌も、
暴力以上に、世界の色を変えることが出来る。
ああ、自分は歌を歌いたいんだ、と思った。
- 『A FORLORN HOPE』
- BRAHMAN
宮沢賢治の言葉に憧れてた。
たった一言で、たった一行で、
びりびりと動けなくなってしまう。
言葉の力。
子供の頃から言葉を書き溜めていた、
私の’たった1行’を探して。
歌にすることで、言葉の力が増すんだ、と気づくのは、
こういう圧倒的に昇華された作品と出会ってからのこと。
静寂と轟音、沈思と激白
- 『NATURAL』
- ORANGE RANGE
子供の頃、ファンクラブに入ってた。私の青春の1ページ。
初めてLIVEに行ったアーティストでもある。
これを聴いて元気をもらっていました。
迷いなくポップである事。
ヒットするって事。
を目の前に突きつけてくれる、私にとってのエンターテイメントのひな形。
- 『Crash』
- The Human League
Foster the peopleからのHuman League。
このalbum収録の「Human」から、ニューロマにハマった。
自分にとっては現在進行形の音楽。
今自分が作っているトラックは、この曲から全て何らかの影響を受けている。
- 『A Night At the Opera』
- The QUEEN
Queenというよりは、フレディ・マーキュリー。
フレディの似顔絵を自分で書いたTシャツでライブをしている、私。
みんなが、アイドルを追いかけるのと同じですね。
フレディアディクト。
ちなみに私、いつもどおり、フレディを見かけで好きになった。
女装してるPVとか大好きなの。
後から、オリジナル・アルバムを聴いてびっくり、これぞオリジナリティ。
今や最も尊敬するパフォーマーであり、尊敬するピアニストでもある。
- 『NEVERMIND』
- NIRVANA
カート・コバーンの伝記本の表紙の顔に惹かれて曲を聴いた。
大学一年生、ハルカに何が好きと聞かれ、カート・コバーンと言ったことは、
今思うと結成のきっかけになったのだが、
実は私が好きだったのは、カートの顔。ごめん、ハルカ。
smells likeを一回ギターボーカルとしてコピーして、諦めて、キーボーディストの道へ。
カートとの出会いがなければ、ハルカトミユキはなかった。
- 『美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック』
- Various Artists
大のディズニー好きの私。気に入ったディズニー映画のサントラは必ず手に入れる。
その中でも群を抜いて好きなのがこれ。
1991年作。幼差ない頃は何度も何度もVHSで見た。
時を経た今でも、時々に見返している。
名曲「beauty and the beast」の第一声で体中がゾクっとする感覚は、
私が音楽をやる上での感動の基準になってる。
極私的感動スタンダード。
ちなみに、「ひとりぼっちの晩餐会」で食器たちがダンスをする映像も大好き。
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4/25(土)開催!
1st mini ALBUMを記念して、バンド編成でのRelease Party!
自主企画「ハルカトミユキ meets People In The Box」を開催。
チケット好評発売中!
http://192.168.1.10/liquidroom_import/schedule/20150425/23563/
これはベスト盤。
去年、どん底の精神状態で聴いていた何曲かの内の一曲が、
the people who grinned themselves to death。
死や終わりに関する曲をダラダラと聴いていた、そのほとんどはもはや記憶の彼方だが、
この曲を含む何曲かは、私の中で生き残り、
最終的に、私の再出発の背中を押してくれる事になる。
私達の新曲「世界」のヒントにも、
その後のNorman Cookを聴きかじり、i-depを知り、「嘘ツキ」が産まれる。