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“中国巡演最終站”特別対談

“中国巡演最終站”特別対談

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interview by text by BOY 奥冨直人

昨秋、Tempalay/ドミコ/MONO NO AWAREという、日本のロックシーンの中でも一際独自のポップセンスが活きた3組での、中国5都市を回る凱旋ツアーが行われた。

元々親交のあった3組の絆がより深まったという本ツアーの最終公演”中国巡演最終站”が、この度、2018/3/1(木)恵比寿リキッドルームで開催される。

今回、この3バンドのヴォーカルであるTempalay・小原、ドミコ・さかした、MONO NO AWARE・玉置による特別対談を決行。

都内中華料理店で円卓を囲みながら、ツアー中のエピソードや中国でのライヴの印象を中心に話を伺った。

 

 

-まず、中国ツアーをこの3組で行う事になったきっかけはどのようなものだったんでしょうか。

さかした ルーちゃんていう中国のイベントオーガナイザーがいて、昨6月頃から中国でライヴをしないかと声をかけてくれていて。夏のスケジュールが難しかったんで秋に話が移って、Tempalayがちょうどアルバムリリースのタイミングだから一緒にどうってなり、そこからMONO NO AWAREも加わっていってですね。

玉置 元々ルーちゃんがMONO NO AWAREを好きって言ってくれていて、3組とも仲良さそうだし皆で来ちゃえみたいな勢いでしたね。僕らも昨春のアルバムリリースの時に、中国ライヴの話は頂いてたんです。

さかした 11月だったら中国に行けるっていうスケジュールが、3組偶然重なった感じですね。

 

-偶然だけど、ある意味必然のような流れですね。それぞれそれまでの交友はどのような感じでしたか。ドミコとTempalayはよく一緒にやっているイメージもありますけど。

さかした 僕らはフェス(beach tomato noodle)も一緒にやってますしね。3組での対バンはそれまでなかったですね。

玉置 ひかる君[※さかした]ともまともに話したのは、中国が初めてで。

さかした 中国ツアーに行く直前の1ヶ月で、めちゃくちゃ対バンが一緒になったりはしたよね何故か。

玉置 そこからBBQもしましたね。

小原 ベース会とかドラム会ならぬ、ヴォーカル会という名のBBQやろうってね。(笑)

さかした そういう意味では、中国ツアーで絆深めたよね。文章になるの恥ずかしいけど。(笑)

玉置 MONO NO AWAREとしても、バンド単位で仲良くなれたのは嬉しいですね。

 

-国内で行うツアーとは、また少し違うものですよね。Tempalayは過去に中国でのライヴ経験がありましたね。

小原 そうです。去年2回行きましたね。ドミコとMONO NO AWAREは海外でのライヴは初めてだったんだよね?

さかした そうだね。最初から仲間と行ける状態で良かったね。うちら、メンバー2人だからね。(笑)

玉置 俺にとっても3組で行けたのが良かったです。

 

-中国と日本のライヴハウス/フロアの反応の違いに関して、感じる事はありましたか。

さかした どこも御客さんのテンションが高いというか、パーティー感がありましたね。会場が北上していくと、どこか東京ぽい雰囲気も感じたり。日本語を独学したり、日本の音楽シーンをほっている人が多くて、日本国内でやっているライヴの延長のように演れましたね。

小原 とにかくシュウケイがモテてて、”君は香港スターになれる!”って言われてた。笑

一同 笑

小原 あとはサウンドシステムがめっちゃ良くて。中国のロックシーン自体が近年のものってのもあって、機材が全部新しいんですよ。リハも十分に時間取ってて。とにかく音が良くて、どこの会場も広かった印象ですね。

さかした 日本の機材に対応出来る変圧器がどこも常備されていたり、すごいなあと。

 

-それから、中国凱旋ツアーのファイナル公演をリキッドルームでやる流れになったのは、どのようにだったんでしょう。

小原 リキッド凱旋自体は中国ツアーの時点で決まってましたね。

さかした 元々リキッドルーム側とライヴやりたいねって話していた事を、今回のツアーファイナルにもってきた感じですね。

玉置 中国ツアー以降に、国内ライヴで御客さんと話すきっかけがあると、日本でもこの3組でやってほしいという声が多かったですね。

 

-中国ツアーを対バン形式で行ったのは、ここ最近だとミツメとDYGLも印象的だったと思うんですが、この3組も同時期に行っていて、国内バンド側からするとアジア圏内でライヴをしてみたい!という気持ちを高めるアクションなんじゃないかなと。中国は勿論、この3組で色んな国や街でやってみても面白いだろうなあと思いました。何処かライヴをやってみたい場所はありますか。

さかした 台湾行きたいですね。

一同 そうだね。

玉置 1ヶ月間位滞在しても良さそうですね。

一同 台湾一ヶ月?!

玉置 中国は洗練されている都市を沢山見たから、もっと奥地を開拓しても良いかも。

 

– バイトとかしながら、ウルルン滞在記的な感動が生まれそうですね。笑

小原 僕はやっぱりアメリカやってみたいですね。ブルックリンとか。向こうのサウンドに影響を受けたっていうのもあって、現地の人達のリアクションも観てみたい。

さかした 中国からの台湾の流れっていうのもいいですね。

玉置 ひかる君は御飯で決めてるんじゃないですか、会場。(笑)

 

-印象的だった食事はありました?

さかした ザリガニですね。

玉置 1人50匹は食べたんじゃないですか。

さかした 最初は、違うテーブルの人達が山隅になったザリガニ食べてて。”食べてるあれはなんだ!”ってなって衝撃を受けて。

小原 向こうのライヴハウスの人が声掛けてくれるんですよ。”ザリガニ食べよう”って。

さかした ルーちゃんが色々連れてってくれてね。

 

– まずルーちゃんとの出会いはなんだったんですか。(笑)

さかした 俺はライヴハウスでフラッと会ったのが最初だと思いますね。

玉置 日本の音楽シーンが好きで、向こうでライヴをしてみたいというバンドの架け橋的な存在かなと思います。

さかした ルーちゃん含めて、3組との空気観良かったですね。ルーちゃんがライヴ中に即興で通訳してくれたりね。

小原 ほぼフリースタイルだったね。

玉置 僕がめっちゃメッセージ性あるMCした直後に「昨日は打ち上げ楽しそうだったねぇ」って言われたの爽快だったな。

 

-まだ3ヶ月しか経ってないのが不思議な感覚ですね。濃厚だった分、随分前の話の様な気さえします。

玉置 楽しみきるには時間がタイトだったので、また行きたいですね。

 

-開催が近付いてますが、皆さん意気込みはどうでしょう。

小原 会場で中国の風を感じられるようにしたいですね。恵比寿駅降りた瞬間から感じる位に装飾したいな。普通やらないですからね。中国ツアーのファイナルが東京って。

玉置 恵比寿駅降りて中国の6都市目を感じてもらえるんじゃないですかね。

小原 あと、当日限定のTシャツも用意してるんで是非ですね。

 

-フライヤーデザインにもなっているグラフィックですよね。めちゃくちゃかっこいい。

玉置 豊(MONO NO AWARE Dr,)が1人だけ先に日本に帰らなきゃいけなくて、フライヤーデザインだと合成されて、身長が異様に伸びてるのが見どころです。(笑)

さかした 今からやる順番決めのあみだくじも楽しみだね。

 

-そうでしたね。まだ当日の出順が決まっていないという事で、今からあみだくじで決めていこうと!宜しくお願い致します。

一同 宜しくお願いします!

 

 

こうして、制作したあみだくじで順番を決める3名。。

あみだくじの結果は、当日会場で明らかに!

開催の迫る”中国巡演最終站”。

この3組が運ぶ異国の風を、3/1恵比寿リキッドルームで是非体感してほしい。

 

 

当日限定のTシャツは、会場で販売いたします。

 

イベントの詳細はこちらから!

Tempalay / ドミコ / MONO NO AWARE中国巡演最終站

Tempalay / ドミコ / MONO NO AWARE

 

Tempalay http://tempalay.com/

ドミコ https://www.domico-music.com/

MONO NO AWARE http://mononoaware-band.tumblr.com/

 

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