electraglide 2012 前夜祭 with RBMA Radio、KATAにて開催決定!
11/23東京、11/24大阪でおこなわれるelectraglide 2012の前夜祭として、来日中のTom MiddletonとKode9が一足お先にDJを披露します。
そのミックスは、www.rbmaradio.comよりストリーミング配信予定。翌日から開催されるelectraglide 2012の気分を存分に高めていきます!
なお、electraglide 2012のチケットをお持ちの方、抽選で100名様を前夜祭にご招待いたします。前夜祭参加の申し込みはこちらから。
http://www.redbullmusicacademy.jp/event/
まだチケットを購入していない人は今すぐゲットしよう!
http://www.electraglide.info/tickets/
*イベント当日入り口にてelectraglide 2012のチケットを確認させていただきます。
必ず会場にチケットをお持ち下さい。
electraglide 2012 前夜祭 with RBMA Radio
11/22 @KATA(恵比寿リキッドルーム2階)http://www.kata-gallery.net/
19:00-22:00(ライブ配信20:00-22:00)
Tom Middleton & Kode9
■Tom Middleton
エレクトリック・コンポーザーのパイオニア、プロデューサー、DJ、リミキサー、音楽キュレーター。フェス愛好家としてデュラン・デュラン、レディ・ガガ、スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムス、マーク・ロンソンらとの共演。メジャー・レーベルから多くのリミックス仕事依頼を受け、最近ではタイムズ・スクエアにあるヨーテルズ・フラッグシップ・ホテルの音楽設計/監督に就任。DJ、キュレーター、音楽監督として多くのメジャー・ブランドや製品の立ち上げに関わってきた。プロ仕様のオーディオ・ハードウェアおよびシフトウェア、DJ機器の専門分野でもデザインや新製品の開発において氏の意見が求められる。そして、プロ仕様のオーディオ製品のデザイン顧問として、地球上ほぼすべてのDJブースで彼の与えた影響が確認できるだろう。
ご存じの通り、トムはただのDJではない。ベースからブレイクビーツ、ビートルズからバロック音楽まですべての音楽ジャンルに精通したテクニックを持つ科学者だ。それぞれのプロジェクトを細かく追ってみると、プロダクション、リミックス、コンピレーション、サウンド・デザイン・インスタレーションなどは常に建築家、外科医、エンジニア、脳内シェフの如く細かいディティールへこだわった様々な探求を行っている。’The Sound Of The Cosmos’や ‘3D’、 そして ‘The Trip 1 & 2’といった彼のミックスCDからはトムが各トラックの構造やキー、それらがどう機能しあっているかを熟知していることが作品の緻密な精度と配慮から伺える。極端に言えば、トムがかけることによって感情の整合性やその奥にある意味が各サウンドをとおして普遍的な繋ぎを装飾していく。
多くの人が彼の卓越したスキルが生まれつき持っているものだと信じている。ピアノやチェロの音楽教育でトムは音楽の初歩的必須項目や理論を学んだからこそ、トレードマークの髭を顎に蓄えることができるのだ。これは熟達した理解に基いた音楽における真の技術だ。-それがどのように機能し、どのように互いを引き立てあい、どのようにして強いメッセージを伝えることができるか-これが彼がアンビエント・テクノの金字塔を打ち立てたマーク・プリチャードとのグローバル・コミュニケーションやジェダイ・ナイツ、そしてアンビエントから映画音楽にまで敬意を払われた息を飲むほど美しいソロ・デビュー作『Life Tracks』まで彼の独特のキャリアを形成している。今日まで彼は他人の音楽をサンプリングする事を拒む代わりに、彼がプログラミングした架空のオーケストラやバンドのセッション音源、そして彼自身が演奏した楽器を使った独自の音を作り出している。
彼は2002年のクラブ・スマッシュ”Take Me With You”でチャートを賑わせ、Kiss FMにおける自身のラジオ番組ではここ十年に渡って2012年の音であるベースやポスト・ダブステップのトレンドを先取り、イビザのクラブでもトップに君臨するマニュミッションのレジデントを務め、ITVの伝説のDJ選手権”The Joy Of Decks”の優勝者であるDJライアン・ショウの師匠でもある。DJとしてはほぼ世界中で延べ15万人の前でパフォーマンスしている。トレードマークとも言える幅広い音楽とともに後進の規範となり、エイフェックス・ツインの最初のレコードのディールを仲介したり、マシュー・ハーバートのデビューEPリリースとの契約、ウルリッヒ・シュナウスの発掘、ホット・チップやマイロのフェスティバル初出演を後押しした。
最近ではジョー・マグスとリッチー・ランドルとともにサウンド・オブ・コスモというイベントで新世代のディープでシネマティックなエレクトロニカやベース・ミュージックを披露し新たな印象を与えている。
■Kode9
Kode9のハイパーダブサウンドは定義するのが難しい。ビートがある時もあればない時もあり、ヴォーカルがある時もあればない時もある。しかしどの曲にも共通するのはヘビーなベースラインだろう。2010年に〈K7〉からリリースされたDJ KicksのコンピレーションでもショウケースされたKode9のDJセットはダブステップ、グライム、シンセを核にしたヒップホップとハウスの間を彷徨う、時に予測不能なセットだ。そんなDJセットを通して、2001年から南ロンドンサウンドを世界的に有名にした立役者になっている。2006年には〈Tempa Records〉の人気コンピレーション・シリーズ『Dubstep Allstars Vol.3』のミックスも手がけ、Spaceapeとのデビューアルバム『Memories of the Future』も発売された。
4年に渡り彼がRinse Fmで隔週での『Fwd>>』という番組をホストしていた彼は、プロデューサーとしては、Aphex Twinのレーベル〈Rephlex〉、ダブステップの名門〈Tempa〉、〈Soul Jazz〉、〈Domino〉、〈On-U Sound〉そして自身のレーベルからもリリースをしている。またリミキサーとしても有名で、今までにLee ‘Scratch’
PerryやThe Junior Boys、Dabrye feat. MF Doomなどのリミックスも手がけ、PrinceやThe Specialsのカバーもしている。
Kode9は、Cooly G、King Midas Sound、Ikonika、Darkstar、Zombyなどのリリースでも知られる〈Hyperdub〉というレーベルを運営している。映画「トゥモローワールド」にも楽曲を提供した経歴をもつ。彼は本名であるSteve Goodmanとして2010年にMIT Pressから「Sonic Warfare」という、“音によっていかに大衆的行動の強制をできるか?”について書いた本を出版、続編も執筆している最中だ。サウンドアートコレクティブAudintのメンバーでもある彼は、ベルリンのThe Academy of the Artsでマルチメディアのエキシビション、そしてニューヨークのThe Art in Generalギャラリーでも2011年に『Unsound Systems』というインスタレーションを行う顔も持つ。