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トリプル・ディープ・グルーヴ、HOL式頂上決戦

かくも奇怪な組み合わせはあっただろうか？　LIQUIDROOMが2010年の晩春、ひさびさにお届けする〈HOUSE OF LIQUID〉。ここでしか揃うことのないであろう3組のDJが激突のトライアングル・フォーメーション。まずはUKからはディープ・ハウスの変態卿、モーリス・フルトン。元ベースメント・ボーイズにして、奥方とのパンキッシュ・エレクトロ、MU、ディスコのマージナル・ラインをひた走るサイクロプス、濃厚グルーヴひしめくブーフなどさまざまな名義を使い分け、ハウスの表から裏まで渡り歩く才人がひさびさに登場。さらに展開を読めなくするモーリスとともにこの夜を盛り上げるのはふたりのDJ。今年も当地の狂乱のカウントダウン・パーティを司り、ソロ・アルバムのリリースも待たれる石野卓球、そして活動歴30周年を迎えながらいまだに進化することを辞めない職人、DJ NORIだ。ゴールデン・ウィークのパーティ連戦を前に、このトライアングルから吐き出される音なぞ、誰が予想できようか。ハウス？　テクノ？　ディスコ？　その行方を記したのは爆発した切符か？　柔らかい切符か？　会場にてその体で確かめろ！（河村祐介）