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BOSSと〈ene〉が巡る、東京ディープ・ハウスの地下水脈

ということで高橋透の10連戦シリーズ”THE BOSS”。震災の影響で一時ストップしておりましたが再度の船出となりましたのでここにご報告いたします。ハッピーなディスコから、ディープ・ハウス、 地獄風味の沼ミニマル、ときにレゲエまでその40年にも届きそうな長いキャリアで培われた高橋透のDJと共演者との邂逅がなにを呼ぶのか？必見であります。今回は、ニュー・ディスコ～ディープ・ハウス～テクノと、まさに、いまの東京のダンスフロアのグルーヴを黒いヴァイナルに乗せて、国内へ、そして世界へと送り出しているChida率いるレーベル〈ene〉の面々が登場。強者＆個性派揃いの〈ene〉からは3アーティストが登場。まずは昨年〈ene〉からは国内外の豪華メンツによるリミックス集『rmx』をリリースし、最近、ライヴでアナログ・シンセをフィーチャーするなど、変化と進化をどん欲に繰り返す9dw(nine days wonder)が登場。そして〈ene〉からのリリースが待たれる、イタロ・コズミック・ディスコの怪人、BEPPE LODA & MUSHROOMS PROJECTのリミックス・シングルを手がけたDiscossessionのChee、そして〈ene〉隊長、Chidaが登場。東京の夜にハウス・ミュージックを広めた伝説のクラブ〈GOLD〉で高橋透のプレイを浴び、そして自らも〈GOLD〉でプレイしていたChida、さらに同じ時期（90年代初頭）にChidaとともにディープ・ハウス・パーティを行っていたCheeと、過去から現在まで脈々とダンスフロアに続く東京のディープ・ハウスの血脈が混じり合う恵比寿の夜。

■高橋透(Smoker/GODFATHER/Luv&Dub Paradise)
1976年よりDJ活動を開始。”TSUBAKI HOUSE” “TSUBAKI BALL” “CLUB-D”などのメインDJとして、常に最先端のクラブで活躍する。その後、NYのクラブシーンへの興味が高じて1985年に渡米し、クラブ・ミュージックの聖地とされる”PARADISE GARAGE”にて、故LARRY LEVANの薫陶を受け、その音楽性に強い影響を受ける。1989年、芝浦”GOLD”オープンのため、DJ＆サウンドプロデューサーに就任。土曜日のメインDJとして、ハウス・ミュージック／ガラージ・サウンドを広く浸透させ、東京のクラブシーンに文字通りの「黄金時代」を築いた。現在も”GODFATHER”などでMOODMANらとSmokerではDJ NORIらと精力的な活動を展開。
http://www.luvdub.jp/

■9dw〈nine days wonder〉
1997年活動開始以来、多数の国内外アーティストとの共演、音源リリース、海外ツアーを行う。現在はオリジナルメンバーのサイトウケンスケを中心にサポートメンバーを交えた活動を行っている。2009年3月にテキサス州オースティンで開催された”SXSW”の”waxpoetics”ショウケースへの出演がきっかけとなりフルアルバムが”waxpoetics
records”よりワールドワイ ド・リリースされる。San Franciscoのチルアウト、ディスコ・ユニット”Windsurf”とのジャパンツアー、ジャパニーズトップロッカー”Boris”とのスプリットリリース、2010年には”Chida”が主催する”ene records”と自身のレーベル”catune”とのタッグで2枚の12″と2枚組リミックス、コラボアルバム”rmx”をリリース。2011年 もコンピレーション、リミックス、オリジナル作品のリリースを予定している。また、バンド編成からPCやアナログシンセを使った少人数でのライブセット、ワンターンテーブリスト”DJ DUCT”とのコラボライブも行っている。
http://www.myspace.com/9dw

■Chee(Discossession/Organic music)
日本におけるオブスキュア・ディスコの先駆的存在、DiscossessionのDJ/トラック・メーカー。1993年に本格的にDJ を開始以降、トランス/テクノ/ハウスなど様々なスタイルを変遷したのち、2004年、Dr. Nishimuraとともにパーティ『Discossession』をスタート。イタロ・ディスコやコズミックといった当時フォロワーが皆無だったサウン ドを無謀にも実践、その余波は日本各地に広まり、ニュー・ディスコ・シーンの立役者となった。海外での評価も高く、ロンドン/ブリュッセル /デュッセルドルフ/アムステルダムなど、ヨーロッパを中心に様々な都市でプレイしている。平行して2006年よりパーティ『SCI-FI』 を東京八王子SHeLTeRでスタートし、ジャズ/ロック/民族音楽/電子音楽/ニューエイジなど、ジャンルの壁を完全に取り払ったサイケデリック・チルアウト・パーティを展開。現在は、最新のダンス・ミュージックからジャンルレスな旧譜までをセレクトしながら、パーティによって全く異なる顔を見せるDJスタイルで活動しているが、一貫してディープでサイケデリックな覚醒音楽を追求している。制作方面では、Discossession名義でCrue-Lより12インチ・シングルを2タイトルリリースしている他、Break Even Point、Naum GaboなどのRemixを手掛けている。2010年にはChee Shimizu名義で、Lovefingers主宰ESP Instituteのコンピレーションに参加し、Re-Edit作品がリリースされている。また、ディープ・ディガーとしても国内外で知られており、 2009年に発ち上げたレコード・ストアOrganic Musicや自主レーベルBedroom Archivesを通じて、未知なる新感覚の音楽を発信し続けている。
http://organicmusic.jp/

■Chida(ene)
レーベル”ene”主宰。1992年ごろから本格的にDJ活動開始後、全国各地の 地下＆野外パーティーなどで活発な活動を続ける。すでに人生の半分をハウス・ミュージックとアナログ・レコードに捧げてしまった男。 2006年に制作しお蔵入りしていた処 女作がlovefingersことAndrew Hogge主宰ESPinstituteよりCOS/MESとのカップリングで12″アナログがリリース決定している他、現在Coyoteの新曲のリミッ クス制作中。また、7月には5ive(COS/MES)との初のポルトガル、イギリス、スコットランドへのDJツアー計画中。
http://enetokyo.blogspot.com/

COS/MES “SADISTIC SKATEPARK [Remastered]”
2011/6/22/ON SALE 2,625YEN(Tax In) 2,500YEN(w/o Tax)

Forthcoming 12″ on ENE, FUNIKI ENE
2011/July FUNENE1201 COS/MES “Sadistic EP1(Incl. Seahawks remix)
2011/July enerec011 Lord Of The Isles “Pacific Affinity EP(Incl. COS/MES remix)
TBA enerec012 Coyote “The Journey(Incl. CHIDA remix)”
TBA enerec013 THE BACKWOODS “Flying Bugz(incl. Kaoru Inoue remix)”
TBA ESPene 001 THE BACKWOODS “Cloud Nine(The Stallions remix) c/w Awakening(COS/MES remix)”
TBA enerec014 BEPPE LODA & MUSHROOMS PROJECT “Remix EP Incl. DISCOSSESSION remix”